ERPパッケージの代表「SAP R/3」と言えばERPパッケージの代表格

「SAP R/3」と言えば、ERPパッケージの代表格であり、SAP社から提供されている製品です。SAPとは、英語で「Systems,Applications, and Products in Data Processing」の頭文字をとった呼び方で、アプリケーションソフトの名称で、これを開発・販売している企業の名前です。

 

今やERPパッケージと言えばSAP社、SAP社と言えばERPパッケージと言われるほどの存在となっています。日本国内では、とくに大企業でのERPパッケージのニーズが高まってきたことから、多数の企業と提携しています。

 

SAP社は、ドイツのワルフドルフに本拠地を置くソフトウェア開発の企業として知られています。ドイツのIBMに所属していたSEが、独立してSAP社を設立しました。会社を設立した当初は、IBMの汎用コンピュータ上で動作する業務パッケージとして「R/2」を開発しました。

 

「SAP R/3」とは、この「R/2」をベースとして、クライアントのサーバーシステム上で新たに作り直されたコンピュータシステムで、リリースされたのは1992年のことです。その後、世界各国に「SAP R/3」が広められ、ERPパッケージとして導入されるようになりました。

 

「SAP R/3」の特徴をあげると、オープンシステムは、プラットフォームを選ぶことなく、他のシステムとの連携が可能であること、グルーバル対応は、多言語や国別処理に対応していることです。統合業務機能により、世界各国の多様な企業の業務ノウハウが集結されています。

 

「SAP R/3」の利用者は、これらの豊富な機能についてパラメータを指定すれば、自由に選択することができます。そのため、企業の業務形態に最適と思われるシステムを簡単に導入することができるようになり、従来の情報システムにはない画期的な導入の手法ということで、世界中に急速に普及してきました。

 

ただし、「SAP R/3」について、システム資源が大量に必要とされていることや、価格が高いためコスト面や、提携する企業の技術力の格差が生じていること、そしてコンピュータシステムの最新の技術への対応がまだ遅れている部分もあるといったさまざまな問題点が指摘されています。これらの問題をクリアすることによって、今後はさらに「SAP R/3」導入する企業が増えていくものと見込まれています。