ERPとは

ERPパッケージについて

ERPとは、英語で「Enterprise Resource Planning」という言葉の頭文字をとった呼び方で、ERPパッケージとは会計・生産・販売・人事に関する分野での管理について、企業の基幹的な情報処理システムが統合されたことによる新しい形態でのソフトウェアパッケージのことを指しています。

 

まだまだ日本国内では、ERP、またはERPパッケージという言葉はなじみが薄いようですが、企業の経営的な資源を有効に活用すること、そして企業の経営をより効率化させることを目的としています。会計・生産・販売・人事といった基幹業務をそれぞれ別々に構築されていたシステムを統合することによって、相互的な利用ができるといったメリットが得られるものと考えられています。

 

ERPパッケージについて、日本国内では「統合業務パッケージソフト」と呼ばれることもあります。ERPは、もともとは経営的な手法を表す言葉ですが、今では統合業務パッケージといった意味で使われるのが一般的となりつつあります。

 

日本国内では、近年、導入される企業が少しずつ増えていますが、ドイツのSAP社によって作られたR/3と呼ばれるソフトウェアが、ERPパッケージの代表格的な存在となっており、世界的にも知名度が高いようです。

 

ドイツに本拠地を置くSAP社は、世界で130か国以上もの支社があり、さまざまな業種の企業をサポートしています。1992年には日本国内での法人として、SAPジャパン株式会社が設立されました。

 

今から20年以上も前に設立されましたが、この頃から日本国内に参入する外資系企業が増えてきたこともあり、すでに一部の企業ではERPパッケージが導入されるようになりました。まだERPという言葉すら定着していない時代から、SAPジャパンではコンピュータソフトウェアの開発、販売、サービス提供の一環としてERPパッケージの導入とともに、教育からコンサルティングまで支援体制が充実しています。

 

そして現在では、日本国内で大規模な企業の多くが、SAP社によるERPパッケージを積極的に導入しており、現時点で導入されていない企業でも、今後はERPパッケージの導入を検討中、もしくは近々導入を視野に入れている企業も増えています。

 

ERPパッケージでは、各業務のモジュールについて大福帳型構造のある統合データベースが中核となって構築されています。これによって、販売モジュールで入力されたデータについて、会計や生産といった分野でのモジュールのデータとしての活用が可能になりました。これがERPパッケージが統合業務パッケージと呼ばれる最大の理由でもあり、「One Fact One Place」がERPの基本的な概念とされています。「One Fact One Place」とは、簡単に言えば、1つの事実について1つの場所のみで管理させる」という意味です。

 

ERPパッケージでは、会計・生産・販売・人事といった各分野がそれぞれ独立して動くタイプのものが主流ですが、企業がこのシステムを導入する場合に、各モジュールを段階的に導入することも可能とされています。実際にERPパッケージを企業で導入するまでには、それまでの準備期間が必要で、コンサルティングの期間が早くても数か月、長くて1年以上かかる場合もあるようです。

 

 

 

更新履歴